エアロバイクを人力発電機に改造したよ






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オルタネータについて


改造に使ったオルタネータです。

オルターネータ2種るい 実際に使ったのは右側の小さい方です。
デンソー製のオルタネータで、軽自動車のダイハツエッセについてたものです。

ちなみに左側は、ホンダ・モビリオのものです。普通車なのでちょっと大きいですね。メーカーは三菱です。

実は、最初に買ったのが左の三菱製のものなんですが、これがまったくダメでした。
後から調べてみたら、同様に人力発電機を作っている方のサイトにも三菱製は使えなかったということが書かれていました。

壊れていると言う訳ではなくて、使い方が判らないのです。
銘板(というかシール)に端子名が書かれていますが、一般的な端子の名称と違ううえに、どの端子が何か判らないのです。

仕方ないので、すべての端子に+12V、GNDを総当たり戦で接続してみましたが、結局発電には至りませんでした(やたらと+12Vを接続した時点でレギュレーターが壊れたという可能性も大ですけどね^^;)。

まぁそう言う訳なので、入手するならデンソー製をお勧めします。

※デンソー製オルタネータの資料はこちら

エッセのオルタネーター で、こっちがデンソー製オルタネーターです。
コネクターの絵と、端子名が有りますね。
制御用の線はC・IG・Lの3本。
コネクター部 これがコネクター部。
上の絵のとおりですよね。三菱のは実物とコネクタの絵が一致しないんですよ^^;
まぁそれはともかく、コネクタの上に有るのがB端子。
バッテリーに接続する端子で、発電した電力が出てくる所です。
発電実験 ちゃんと発電しているか、確認したところです。

一応発電している様なので、テスト完了と思ってたんですが、実は接続方法が間違っていて、発電も勘違いだったみたいです^^;。
最終的に、発電はしましたので問題はありませんでしたが。
オルタネータの回路図 後日、検索して見つけたデンソー製オルタネーターの資料の中に、コネクタ形状と端子名称が一致する回路を見つけました。
(回路図はクリックすると拡大します)

IG端子に+12Vを印加することで、ローターに電流が流れます。この状態で回転させれば、B端子から出力が得られるってわけですね。

ただし、IG端子はあくまでも信号の入力であって、ここからの電流がローターに流れるわけではありません。実際にローターに流れる電流はB端子から供給することになりますので、上記回路のとおりB端子とIG端子は両方ともバッテリーに接続する必要があります。

※詳しいオルタネータの動作については、次項の資料を参考にしてくださいね。

少し話がそれますが....

この回路図を入手する前は、自動車の電装系の解説書を参考にしてました。この解説書の説明では、IG端子とL端子のどちらもローターに接続されていて、これらのどちらかに+12Vを加えれば発電できるとなっていました。それで、上記の実験ではL端子にも+12Vを加えたのです。ところが、実際の回路図を見るとL端子はトランジスタの出力端子になっていて、ランプが接続される様になっています。
で、これが原因で、このトランジスタを壊してしまったみたいです。まぁこの解説書が20年以上も前のものなのですが、こういう基本的なところはそのままいけるだろうなんて考えてたのが甘かったですね。
最初の計画では、このL端子を使って発電開始・停止を知らせるLEDを接続するつもりだったのですが出来なくなりました。
ただ、実際に使ってみると、発電開始はイヤでも判りますのでLEDなんてなくても全然オッケーなんですけど、ちょっとだけ残念ですな^^;

実際の回路図 で、実際の回路図はこんな感じ。
スイッチ1を入れると、IG端子に+12Vが印加されてローターに電流が流れます。漕げば発電が開始されます。C端子につながったスイッチ2を入れると出力電圧が少し下がります。バッテリーの状態に合わせて選択するとよいかと思います。
(回路図はクリックすると拡大します)

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